2020/08/08 23:44

窨花茶の詳しい説明はこちら ↓

https://chausajasmin.storeinfo.jp/pages/3548139/page_202001302353


茶と花のマリアージュ

お茶に生花などで香り付けしたものを『窨花茶:くんかちゃ』と云います。

皆様も一度は口にしたことがある!?ペットボトルでもお馴染みのジャスミン茶(茉莉花茶)も窨花茶の1つです。

でも窨花茶ってどうやってる作るの? 香料を使ったりしてないのかなぁ? こんな疑問があると思います。

『茶兎』が、窨花茶の歴史・製法ついて簡単に説明してみますねぇ〜♪


窨花茶の歴史

窨花茶(Flower- scented tea)とは、中国の宋朝に起源があります。


茶兎:はじめに『窨』という馴染みのない漢字の説明させて。

『窨:くん』は、日本語の“薫”と同じ発音。

中国語では二つの発音があり、

[Xun]:薫と同じ、火を使い香りを出すイメージ

[Yin]:印と同じ、うつることのイメージを強調。

『窨』の意味は、茶葉に花や木などの香りを染み込ませる。

茶兎:窨花茶の最初の歴史的資料は……

宋朝:

南宋には<調燮類編>に最初記録されている。

新鮮な花と茶葉を一層一層重ねてから磁器の壺に入れ紙で隙間煮詰め封入する。

壺を沸騰したお湯の中に入れ加熱してから冷やす。

茶葉を紙で包んで焙煎し、完成。

これが花茶のはじまり。

明朝:

正式に“窨製技法”として<茶譜>に記録が残っている。香る花の全般がこの手法に使用できる。

竹籠に紙を敷いて、上層の籠に茶葉を置き、下層の籠に新鮮な花を置き、密室で一夜置く。

翌日に新鮮な花を入れ替わる。

繰り返し行うことで、“一薫”、“三薫”、“六薫”などの製品が出来上がる。

茶兎:近現代の窨花茶の多くは、明朝の製法を使用してるものが多いよ。次は窨花の工程を絵を使って説明しますね ♪