文山包種 庚子小雪芽

文山包種茶は、台北の南東に位置し、中央山脈の北嶺にあたるなだらかな山間部が主な産地になります。高山茶の産地より北に位置するため、海抜は450-800 m 程度ですが、澄んだ空気と清流が育てる豊かな山林に囲まれ、朝霧も多く、高山地域に近い気候の中、茶樹は育てられています。

小雪芽の由来は、二十四節気にある小雪（しょうせつ）にちなんでいます。紅葉も終わりほんのりと雪が降りはじめるころと言われるこの時期に、手摘みされたお茶になります。水色は淡い黄緑色を帯びていて冬の小春日和のような温もりを感じます。立ち昇る香気は、温かみのある優しい蘭のような香り、澄んだ空気を思わせる清香を含みます。味わいはまろやかで花香の香りが口の中に広がり甘味に変化していきます。心地よい余韻をお愉しみください。

淹れ方

温かいお茶

　茶器　　　　　蓋杯、急須、マグカップ

　茶葉と湯　　　茶葉　1ｇに対して湯を40㎖

　湯の温度　　　80 ～ 95度

　抽出時間　　　・一煎目　　　20 ～ 30秒　　　

　　　　　　　　・二煎目以降　10秒ずつ加算してください。

冷茶

　茶葉と水　　　茶葉　0.5 ～ 1ｇに対して水を100㎖

　水の温度　　　常温

　抽出時間　　　冷蔵　6 ～ 12時間　

淹れ方はあくまでも目安になります。茶葉の量・時間などを調節してご自身で好きな味を見つけて愉しんで下さい^^